デジタルグラフィックを大きく分けると「ラスター」「ベクター」の2種類に分類できます。今回はそんなベクター画像・ラスター画像についての記事です。
illustratorやphotoshopを使う上で理解しておくべき知識ですので、この記事を通して少しでも理解を深めていってください!
ラスターとは
ラスター画像とは、箱(ピクセル)に色が割り当てられて組み合わさってできた画像のこと。最初から箱(ピクセル)の数が決まっており解像度は固定されています。pngやjpgなどの拡張子。
複雑な形のもを表すのに適しています。
ちなみに、よく聞く4KやフルHDなどはこのピクセルの数によって表示できる領域を表しています。
ラスター画像が使われる場面
スマホでとった画像はラスター画像になります。サイトのコンテンツ内に使われている写真などの画像はラスター画像です。このサイト内で使っているのもそうです。
ベクターとは
ベクター画像とは、直線や円、長方形のような図形が数値的に定義されたオブジェクトが組み合わさってできた画像のこと。数値的に定義されているので容量もラスター画像に比べて小さいです。pdfやsvgなどの拡張子。
また、拡大・縮小しても画質が落ちないのが特徴です。(キャンバスを2倍にしたいなら定義された数値を2倍すればいい。みたいなイメージ)
ベクター画像が使われる場面
ベクター画像は拡大縮小しても画質が落ちないので印刷物やロゴなどに使われることが多いです。
印刷物だと環境や印刷サイズが変わったりするので、ベクター形式のデータを使用することが多いです。
数値を動かしてアニメーションが作れることやいろいろな場所で使うことが多いことから会社のロゴにも使われます。
他にも洋服のデザイン、商品のパッケージのデザイン、図形やウェブサイトのデザインなど様々な場面で利用されています。
まとめ
今回は「ラスター」「ベクター」について簡単に記事を書いてみました。illustratorやphotoshopを使うにあたってとても大事なことなのでぜひ覚えておきましょう。
ラスターは写真などによく使われる。
複雑な画像を表すのが得意
拡大縮小する画像が不得意
ベクターはロゴや印刷物によく使われる。
拡大縮小する画像が得意
簡単な図形を組み合わせた画像が得意
複雑な画像を表すのが不得意
それぞれの得意なことを生かせるように特徴にマッチした使い方をしてあげましょう。