Ledger Nano Xとは
32カ国でハードウェアウォレットの販売をしているLedger社が出している大人気商品「Ledger Nano S」。その後発売された上位機種が「Ledger Nano X」です。
Ledger Nano Xは、対応している1100種類以上の通貨の中から、一つのデバイスで100種類の通貨を管理できます。
このデバイスは、PCまたはスマホにBluetoothで接続することによって資産管理することができます。ホットウォレットと違ってオフライン上で管理をするので、ハッキングのリスクがなくなります。
性能・特徴
Ledger Nano Sとの違い
Ledger Nano Xは、2019年の1月に新たに発売されたハードウェアウォレットで、以前から発売されていた「Ledger Nano S」の上位互換です。
Ledger Nano Sからの大きな変更点は、Bluetooth機能の追加と、対応端末が増えたことです。
Bluetooth機能が付いたことにより、より簡単にアクセスをすることが可能になりました。日本は、iPhoneを利用している方が多いので、有線での接続をしない分iPhoneでも利用できるようになったことは大きな進歩であると思います。
また、新しい機能が追加されたことにより販売価格もLedger Nano Sより高くなっており、1セット23,937円となっています。
性能
製造元 | Ledger社 |
製品名 | Ledger Nano X |
サイズ(mm) | 72mm x 18.6mm x 11.75mm |
重量 (g) | 34g |
コネクタ | USB Type Micro-C |
対応OS | Windows 8以降, macOS 10.8以降, Linux,iOS 9以降,Android 7以降 |
価格・付属品
1セット23,937円です。
付属品はハードウェアウォレット本体、USBケーブル、スタートガイド、リカバリーシート×3,キーチェーンストラップです。
対応コイン
Bitcoin, Ethereum, XRP, Litecoinなど日本でも人気の通貨を含む1100種類が対応しています。
また、一つのデバイスで100種類の通貨が管理できるのも買う際には、把握しておくといいでしょう。
メリット
他のハードウェアウォレットにはないメリットを紹介します。
Bluetooth接続
以前から発売していた「Ledger Nano S」は有線のみでの利用だったので、外出先での利用が難しかったです。しかし、Ledger Nano XではBluetoothに対応しており、外でも簡単に資産管理ができます。
iPhoneに対応
以前から発売していた「Ledger Nano S」は有線での接続しかできなかったのでiPhoneでの利用はできませんでしたが、Bluetooth機能の追加によってiPhoneでの利用もできるようになりました。
日本ではiPhoneを使っている方が多いの新たにiPhoneが対応したのは大きなメリットであると思います。
対応通貨の数
これは前から発売されているLedger Nano Sにも言えることですが、対応している通貨の数が多いです。
多くのハードウェアウォレットは対応通貨が1050種類を超えるか超えないかくらいです。そのうち1000種類と少しがERC-20トークンになっており実際と仮想通貨といえる通貨の数は多いとは言えません。
しかし、Ledger Nano Xは27種類もの仮想通貨と1000種類以上ものトークンが管理できます。
デメリット
他のハードウェアウォレットにはないデメリットを紹介します。
値段が高いこと
Ledger Nano Sからいろいろと新しい機能が追加されているので、価格が高くなっています。Ledger Nano Sの価格が9,889円、Ledger Nano Xが23,937円となっており倍以上の値段がします。
外出先などで使わないという方は旧バージョンの「Ledger Nano S」でも問題ないかもしれませんね。
まとめ
以上が今回まとめた「Ledger Nano X」でした。
ハードウェアウォレットを買いたいと悩んでる方がいるのであれば、Ledger Nano Sよりより高性能なウォレットのLedger Nano Xを買うのがいいというわけではありません。
自分にとって必要な機能が備わったものを買うことがいいと思います。ウォレットは何度も買い替えるものではないので、いろいろ見てから購入を検討してみてください。