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いつものように仕事帰り、閉店間際のスーパーで半額になった鮮魚を眺めていると、自分では買うことがないマグロのアラが売っていたため、こちらを購入して色々なおつまみを作っていきます。
ただこのアラ、だいぶドス黒い、、ちあい部分なのでしょう。マグロのちあいはすぐ切り取られて捨てられるイメージのため、美味しくできるのか不安ながらに調理してみます!
目次
メニュー&レシピ
正直分量は目安でやっているので適当になってしまっていますが、なるべく近い数字を書いたので参考にしてください。
ということで、ハンバーグ、ステーキ、ロールキャベツとどれも同じジャンルのご飯ですが、これらを作っていきます。
マグロの下処理
こちらがマグロのアラ。ちゃんと本マグロ。まっすぐ伸びた骨がついている血合いの部分と尻尾側の端肉が入っています。かなりボリューミー。
かなりドリップが出ているので軽く塩をしてボウルで5〜10分くらい休ませときます。
ペーパーで水気を綺麗に取ったものがこちらです。
ハンバーグ・ロールキャベツ・ステーキで切り分けていきます。
下処理完了です。
マグロールキャベツ
ではロールキャベツを作っていきます。
マグロのあらで何を作ろうかと考えながらスーパーを徘徊していたらキャベツが高くて目についた(調理時は2025年2月末、1玉で440円)ところからロールキャベツを作ろうと決めました。
安くなってよかった。
スープ
(次の「たね」で紹介するみじん切りを炒めた後のフライパンでやると洗い物が少なく、味もよくなります。)
a.を入れて火にかけます。
基本料理は、きのこ、魚、動物が出汁として使われて、しょっぱさがあれば美味しくなります。
物足りないと感じた時は、めんつゆ、白だしを入れるといい感じになることが多いので足りないと感じたら試してみてください。
たね
キャベツは大きめの葉を用意し、綺麗に洗います。
うまくしんなりしないことがあるので、芯の出ているところ(後で使います。)を切ります。
鍋にお水とキャベツの葉を入れ火にかけます。はみ出ていますが、無理やり蓋をしたり、後でひっくり返してあげるだけで、いい感じになります。
弱火で4,5分くらい茹で、クルクル巻けるくらい柔らかくなったらザルにあけて水で締めます。
玉ねぎとキャベツの芯をみじん切りにし、油を少しだけ引いたフライパンで弱火で焦げないように炒めます。
マグロの骨の部分を削ぎ落とします。(取った骨も後で焼いて食べたら美味しかったので捨てるのは勿体ない!)
包丁でズタズタにします。牛豚より簡単に身がほぐれるので、案外簡単にできます。
マグロを玉ねぎ、卵、パン粉と合わせて混ぜます。
混ぜるとマグロの身にかなり水分があったため、片栗粉を追加しました。馴染むように混ぜてください。
キャベツをまな板に広げ、たねをおきます。包み込むのができるくらいの量にするように気をつけてください。(写真は少し載せすぎました。)
上の写真でいう上下を巻き、その後に左側、右側を折り芯が一番外側に来るようにします。爪楊枝で硬いところを通るようにさして固定します。
繰り返し作りたい個数分巻いていきます。
煮込む
作ったたねをスープの中に入れて、落とし蓋をし、20分くらい煮込みます。途中上下をひっくり返してあげてください。
20分くらいするとこんな感じになります。スープがとろとろしていますね。ここら辺でバターを加えてあげると味に深みが出てさらに美味しくなります。
お皿に盛り付けます。
完成!
マグロステーキ
生食とは書いていませんが、マグロだし大丈夫だろうと食べてみたら美味しくいただけたので、レアめのステーキにします。
骨付きでもよかったのですが、見た目重視で取り外します。(取った骨も後で焼いて食べたら美味しかったので捨てるのは勿体ない!)
b.の調味料をマグロにふりかけ全体的に馴染ませます。この状態で10分くらい放置します。(冷蔵庫にディルしかなかったので使いましたが、いい感じの香草を塗りこんでください。)
野菜を適当に切ってマグロと一緒にしておきます。
十分な時間が経ったら、フライパンにオリーブオイルを敷き火が通りにくい野菜を炒めます。今回はおろしニンニクのあまりがあったのでにんにくから炒めます。
火が通ってきたら、マグロを焼きます。中火で1分、返して30秒、側面も30秒ずつ焼いたらちょうど良いと思います。
ということでいい具合になったステーキがこちら。膜みたいなのが取れてなくて若干気持ち悪いですね。
完成!
マグロハンバーグ
名前は分けていますが、ハンバーグはたねのところまでロールキャベツと同じなのでほぼ焼くだけです。そして、ロールキャベツでたねを使いすぎて少量になってしまいました。。
たね
牛豚肉の時にもやるペチペチをして、空気を抜きます。そのままいい感じに整形します。(写真が撮れてなかったです。。)
フライパンにバターひとかけを敷き中火、溶けてピチピチしてきたら、整形したたねを焼きます。(野菜はステーキの時の野菜なので気にしないでください。ニンニクは一緒に焼いたほうが美味しくなると思います。)
1分くらいしたら弱火にして2分くらい放置します。
裏返して2分焼きます。
お皿に取ります。
ソース
同じフライパンにもうひとかけバターを溶かします。
c.を入れ強火で1分くらいアルコールを飛ばし、火を弱めてさらに1,2分馴染ませます。
ハンバーグにかけて完成!
いただく
今回はお料理に凝ってみたのですが、肝心のお酒を用意できておらず前回と同じく「作田 いぶし銀」と一緒にいただきます。
だいぶ洋風なお料理となりましたが日本酒は合うのでしょうか?
マグロールキャベツ
まずは、本命のマグロールキャベツからいただきます。
程よい酸味と甘み、なんだか温かみを感じる味付けです。最後に入れたバターで深みがプラスされてますね。
が、なぜでしょう。マグロではないほうが美味しいんだろうなと思います。
はっきりとした理由は分かりませんが、ギュッという肉質で脂がほとんど感じられず、肉だと思って食べると物足りなさがあります。
これなら、トマトベースのスープよりお出汁が聞いてるさっぱり系のがいいのかな、、?と思いますが、まずいわけでもないので、美味しくいただきました。
マグロステーキ
シンプルなマグロステーキをいただきます。
見た目だと血合い部分と赤身部分の色が綺麗に分かれていますね。レアめにしたかったのですが、すぐに火が通ったようで、なんならウェルダンな見た目。
まず、味付けのニンニクがめちゃくちゃうまいです。ロールキャベツもですが、味付けもあってか臭みは一切感じないですね。
焼き魚特有のキュッキュした歯応えがすこしあり、魚とはわかるけど、マグロだと当てる自信はないです。
めちゃくちゃ美味しくいただけました。
マグロハンバーグ
続いてマグロハンバーグをいただきます。
部位のせいかめちゃくちゃ真っ黒ですが、焦げてはいないです。水分が多いせいかポロポロと崩れます。
バターと炒めた玉ねぎの甘さでモッタリとした印象がありながら、マグロ自体がさっぱりしていいバランスです。鶏むねだとさっぱりするけど固くなりがちだと思いますが、マグロハンバーグはさっぱりだけどフワフワなハンバーグになってますね。
3つのメニューの中でダントツで一番美味しかったです。
作田 いぶし銀
前回の「酒と料理が好きな引きこもりが作るおつまみ#6」でいただいたお酒。バイ貝と食べた時は味わい深く抜群にあっていましたが、洋風のお料理にはいかがでしょうか。
前回、同様冷やしていただきます。
以前飲んだ時とは違いかなり甘く感じ、風味も薄れて感じてしまいました。やはり料理のせいかな?
辛口で意外と合うのでは?と思って出したのですが、今回のお料理とは相性が悪かったですね。おとなしくワインを買っておくべきでした。
作田の特別純米酒。いぶし銀ではないので注意。
極めて清冽で適度なミネラルを含んだ穏やかな風味の軟水である八甲田山系高瀬川の伏流水で仕込まれ、料理との相性が幅広いお酒。
番外編
番外編で生食用じゃないけど、マグロをお刺身でいただいたというのを書こうと思ったのですが、あまりにも長くなってしまったので、別の記事にします。よかったら、こちらも見てください!(近日公開?)
骨肉
見た目のために切った骨も肉がついていたので、ステーキと同じ味付けで焼いてみたら美味しくいただけました!
ちょっとだけ筋っぽいのが逆に肉感を出していてよかったです。これだけ食べたら魚だとは思わないくらいの味わいでした。
ロールキャベツパスタ
お腹いっぱいだったので、ロールキャベツの残りは翌日の昼食にしたのですが、せっかくなら代わり映えしてもらうかということで、ロールキャベツパスタにしました。
茹でた麺をロールキャベツスープと絡めてお醤油を2回しとチーズを好きなだけ入れたら完成!(目玉焼きも乗せました。)
味の正直な感想は、パスタにするなら少し甘すぎる感じがしました。ロールキャベツは昨日と同じ味で変化はあまりなかったです。タバスコかけるとより美味しくいただけました。
まとめ
今回はスーパーで手に入った半額のマグロのアラを使い、「マグロールキャベツ」「マグロステーキ」「マグロハンバーグ」の3品を調理しました。
どす黒くて不安ではありましたが、下処理をしっかり行えば臭みもなく、美味しく仕上げることができました。それぞれの料理は、味付けや食感の違いがあり、マグロという食材の新たな一面を感じることができよかったです。
感想一言
こんなにも長くなった「酒と料理が好きな引きこもりが作るおつまみ」は初めてです。書くのがとんでもねぇ遅れて撮影から3ヶ月経ちました。
おつまみとしては手間数でマイナスですが、探究心は満たせたと思っております。
アラというと骨ばかりもありますが、こんなに過食部位があるアラ(血合い)もあるので半額ばかりのスーパーは天国ですね。
そうそう、少し前からXで転載ばかりされてるマグロのアラが食べるところがないと返品する客の映像が拡散されていましたが、骨ばかりのアラでも食べることができるんだぞ!という内容を書きたいと思う今日この頃です。