ブロックチェーンを使った『DApps』でアプリが変わる

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みなさーん!こんにちは!!

Zionです!

みなさんは『Dapps』という言葉を聞いたことはありますか?最近になっていろんなジャンルのDappsのも増えてきましたね!!今日はそんな『Dapps』を知らない人のために記事を書いていこうと思います!!

まず、Dappsって何?

DappsはD(Decentralized)apps(applications)の略で、日本語にすると分散型アプリケーションです!Dappsは仮想通貨で使われたことで有名になったブロックチェーンという技術を駆使したアプリケーション(サービス、ゲーム)のことです。

Dappsのデータは特定の会社が管理しているわけではない!という意味!データはブロックチェーン上で管理されています。

Dappsには定義があります。Dappsへ投資をしているDavid Johnston さんによると、このように定められています。

Dappsの定義
  • アプリケーションがオープンソースであり、変更を加える場合はみんなの同意が必要であり、管理を特定のものが行わない。
  • アプリケーションの管理データと記録は、みんなが見ることのできる非中央集権型のブロックチェーンに暗号化され保管されなければいけない。
  • アプリケーションは暗号化されたトークンを使わなければいけない。参加者にアプリケーションの価値向上の見返りとしてそのトークンを報酬とする。
  • bitcoinで使われているthe Proof of Work Algorithmのような振る舞いをしているスタンダードな暗号化されたアルゴリズムに従ってトークンを生み出さなければいけない。

となっています。

といっても現在リリースされているDappsと言われているアプリケーションの多くは厳密にいうとこれには当てはまりません。完全な自律分散型のシステムを用いているアプリケーションはいまだに少ないです。現在Dappsと言われているアプリの多くはブロックチェーンを使っているアプリケーションという意味でそういわれています。

ということで、完全なるDappsというのはまだ少ないのです!

Dappsのメリット

Dappsでどんなメリットが生まれるか説明します。最初に言ってしまうと以下の3つです。

  1. 中央管理者がいない
  2. 改ざんがほぼできない
  3. 仲介する者がいない

こんな感じになっています。ではそれぞれ説明します!

中央管理者がいない

中央管理者がいないことによって何が起こるかというと、

「管理者の数人がPCをぶっ壊してもシステム自体には影響がない」

ということ。

Dappsというかブロックチェーンの性質上、中央管理者はいません。多くのネットワークシステムではクライアントサーバ方式が一利用されますが、ブロックチェーンは、それと対峙するP2Pでネットワークが構成されています。

イメージとしてはこんな感じ

dapps比較

右の白ごまブログのサーバーにもし何らかのトラブルが起こったらこのページが見れなくなったりデータが破損したりするわけです。

対して左側のサーバーのうち1つが正常に動かなくなったとしても他があるので大丈夫という結果になります。

改ざんがほぼできない

「ブロックチェーン上にデータを管理することでデータの改ざんをすることがほぼ不可能になる」

アプリケーションのデータは誰もが見ることができるブロックチェーン上に保管されており、一度ブロック化されたデータを改ざんすることはほぼ不可能なので改ざんされることはないです。

ほぼ不可能と言っているのは、51%攻撃という左側のサーバーの半数以上が一人の意思によって操作することで不正を行うことです。これの解決策は現段階ではありません。しかし、現実的にこの半数を占めるために必要となる費用は計り知れないものでありかつ攻撃者側の利益もほぼなくなってしまう(価値の激減によって)のでこれはほぼないといってもいいと思います。

仲介するものがいない

仲介する者がいないことによって、「ユーザー同士で直接取引をすることでコストがかからない」

中央集権型のシステムではどうしても仲介する者がおりそこに対する費用が掛かっていました。しかし、自律分散型のシステムには仲介する者は発生しません。これによってコストの削減ができます。

例を挙げると、銀行振り込みをするとき手数料がかかりますよね?Bitcoinなどは誰かに送金をするとき送金額とマイナーに対する少額を払うだけでいいのです!

Dappsの課題

次はDappsの課題を挙げていきます。

  1. スケーラビリティ問題
  2. ユーザビリティ問題

があります。ということでこれら2つの問題について説明してきましょう!

スケーラビリティ問題

データはブロックチェーン上で管理されていると説明しましたが、Dappsの人口が増えていきそのブロックチェーンが込み合いすぎると、処理に時間がかかったりマイナーへの手数料が増加したりします。

これをスケーラビリティ問題と呼びます。

これについての解決策はオフチェーンやサイドチェーンを用いることが有効だと考えられています。

オフチェーンはブロックチェーンの外で取引を行うことを指します。いや、さっきまでブロックチェーン上に保管されてるって言ってたじゃんと思うかもしれませんがまったくもって外で行うわけではないです!最初と最後の結果を記載するという技術です。間で複数回の取引が行われていたとしても一回の取引としてみなされることで、手数料の削減にもつながります。

サイドチェーンは、ブロックチェーンに新たな拡張機能をつけようということからできた技術です。

といろいろな解決策が挙げられていますし現実のものとなっています。が今だ完全ではありません。

ユーザビリティ問題

「簡単に言ってしまうと使いにくい」です。

現在Dappsと言われているブロックチェーンを利用したゲーム(ブロックチェーンゲーム)は多くあります。この記事ではブロックチェーンゲームをDappsとしては認識していませんがブロックチェーンを利用しているというところでは同じなので、ここでは例としてあげます。

このゲームをやっている人たちの多くがチャートを見てトレードした経験があるのではと思います。アイテムを仮想通貨でトレードしたり普通の人からしたらハードルがやや高いです。

そのゲームのDiscordなどでも参入したばかりの方はウォレットの連携が複雑で質問をしている方をぼちぼち見かけます。

これは新規ユーザーが減ってしまう原因になるので何とか解決していかなければならない点であると思います。

最近だとスマホからできるブロックチェーンゲーム『KnightStory』なんかもあります。

現在のDapps

上で話した通り完全な自律分散型のシステムで動くアプリケーションは少ないです。では今あるDappsにはどのようなものがあるのでしょうか?

今存在するDappsは

  • Cryptocurrency
  • DEX

があります。

Cryptocurrencyは日本語で暗号通貨BitcoinやEthereumなどです。これもDappsという表現ができると思います。

DEXこれはDecentralized Exchange日本語で分散型取引所です。今までの取引所というとbitFlyer,bybitなどが有名ですがこれらは中央集権型の取引所になっています。これに比べDEXは取引をしたい人同士が直接トレードをします。

※ブロックチェーンゲームが時々、Dappsとして扱われます。これについてはこの記事で上げた定義に従うとDappsには当てはまらないのでは私は結論づけたので、ここには取り上げませんでした。

ブロックチェーンゲームについての記事はこれから書く予定です。現在Dappsの定義に完全に沿っているものはないというのが私の解釈ですが、他の意見もあると思うので、今後Dappsの定義について改めて記事にする予定です。

 まとめ

ということで今回はDappsについて記事を書いてみました。

最初に、Dappsは4つの定義があることについて書きました。

  • 変更を加えるときはみんなの賛成が必要。
  • みんなで監視をする。
  • トークンが使われている。
  • 一定のアルゴリズムに従ってトークンを発行する。

次にDappsのメリットについて書きました。

  • 中央管理者がいないことで、システムエラーが起こらない。
  • ブロックチェーン上に保管することで改ざん防止。
  • 人と人の関係を持つことで仲介者を挟まずコスト削減。

その次は逆に課題を書きました。

  • 人口増加によっておこるスケーラビリティ問題。
  • 複雑な操作で起こるユーザビリティ問題。

そして最後に現在のDappsについてです。

  • 仮想通貨、Cryptocurrency
  • 分散型取引所、DEX

いやー、奥が深いですね。今回はDappsって何ぞやって方のために書きましたが何かわからないこと、これについて書いてくれなどありましたらコメントに書くか私のtwitterにDMください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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